こんにちは。今回は、沖縄市にあるB型就労継続支援事業所「青葉」で新たに始まった取り組みをご紹介します。
なんと、支援員自らが「手作り石鹸」の制作にチャレンジしたのです!
この取り組みには、「利用者さんと一緒にできる新しい作業の可能性を広げたい」「創作の楽しさを伝えたい」という思いが込められています。今回は、そんなチャレンジの様子や背景、実際の制作風景、今後の展望について詳しくご紹介します。
すぐに体験見学したい!という方はお電話ください。
手作り石鹸に挑戦したきっかけ
沖縄市のB型事業所「青葉」では、日々、利用者の方々がそれぞれのペースで作業や訓練に取り組んでいます。これまでは軽作業や清掃などが中心でしたが、「もっと創造性が活かせる仕事にも挑戦したい」という声が支援員や利用者さんの中から上がっていました。
そこで目をつけたのが「手作り石鹸」
自然素材を使い、自分たちの手で香りや色、形を工夫できることから、「自分らしさ」や「個性」が反映される作業として注目。見た目もかわいく、販売にもつなげやすいことから、将来的には事業所の商品として展開できる可能性も感じました。
まずは支援員がそのプロセスを学び、モデルケースを作るところからスタートしたのです。
手作り石鹸の制作過程をご紹介
今回、支援員が挑戦したのは「MPソープ(グリセリンソープ)」という比較的安全に扱える材料を使った石鹸づくり。
主な材料:
- MPソープベース(無香料)
- ハーブ(ドライラベンダー、カモミールなど)
- アロマオイル(ラベンダー、柑橘系など)
- 食用色素
- 石鹸用の型
制作の流れ:
- MPソープを湯せんで溶かす
- 香りづけや色づけを行う
- 型に流し込む
- 冷やして固める
- 型から外して完成!
見た目にも鮮やかで、ほんのりと優しい香りが漂う石鹸が完成しました。
支援員は、「思った以上に奥が深く、素材の組み合わせや温度管理などで仕上がりが変わるのが面白かった」と話します。
利用者さんとのコラボに向けて
今後は、この取り組みを利用者さんとも一緒に行えるように準備を進めていきます。手作り石鹸の魅力は、簡単な工程を分担できることと、それぞれの“得意”を活かせる点にあります。
例えば、
- 細かい作業が得意な方は型抜きや装飾を担当
- 香りや色の選定が得意な方は調合をサポート
- パッケージデザインを考えるのが好きな方はラッピング担当
といった形で、それぞれの特性に合わせて作業を分けることが可能です。
完成した石鹸は、地域のイベントやバザー、事業所の販売スペースなどでの販売も検討中です。
支援員の感想と、作品

今回挑戦した支援員からは、こんな感想が寄せられました。
「作業の中に“遊び心”があるのがいいですね。香りを選んだり、色をつけたりする工程は、自分自身も癒される体験でした。利用者さんと一緒に“ものづくり”を楽しみながら、自信を持ってもらえるような支援ができたらと思います。」
就労継続支援の「新しい形」へ
B型就労継続支援では、「作業=訓練」というイメージがまだまだ強いかもしれません。
しかし、今回のような「手作り石鹸」という創作活動を通して、利用者さんが「楽しい」「やってみたい」と思える体験を提供することは、日々の意欲や自信に直結します。
支援員自身がまず一歩を踏み出すことで、利用者の方々にもそのワクワクが伝わっていくのではないでしょうか。
まとめ
B型事業所「青葉」の支援員による手作り石鹸への挑戦は、ただの新しい作業の提案ではなく、「支援のあり方」や「働くことの意味」を再考するきっかけとなりました。
今後、利用者さんとともにこのプロジェクトがどう広がっていくのか、私たちも楽しみにしています。
もし、この記事を読んで「自分も参加してみたい」「青葉を見学してみたい」と思われた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
B型事業所青葉の電話番号
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