A型事業所、B型就労支援で作業は何をする?相談が多いので簡単にお答えします。

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神奈川や沖縄に限らず、全国のA型事業所、B型事業所で幅広く事業所独自の作業を行っています。手工芸、食品製造、農作業、飲食店運営(弁当箱詰め)、パソコンでのお仕事などが中心ですが、昔と違う点はパソコンの作業が増えてきたぐらいです。

作業内容のマンネリがA型事業所B型事業所の衰退につながる

作業特性が利用者にダメージを与える場合もある

なぜ作業に関する相談が多いかと言いますと、作業には限界が来る時期があるからです。

手工芸を専門にしていると、利用者満足度は下がっていきます。

食品製造も立ちっぱなしが辛い利用者が多くいます。農作業は炎天下や、時間が早いため利用者が疲弊します。

飲食店は緊張が続く、もしくは暇な時間でこれももあた利用者満足度が下がっていきます。

パソコンに関してはスタッフが支援できない場合があったり、利用者の能力が高すぎる場合があります。

全ての要素のバランス感覚が問われる

上記全般、A型でやるのかB型でやるのかで支援の質が問われてきます。そうするとスタッフの技術力もバランスを取らないといけません。

また、A型事業所では一般就労を目指す人がB型より多いため、作業に慣れてきて戦力になってきた頃に卒業していきますが、作業にマッチして継続して事業所を利用する人もいます。

A型はA型事業所に特化した悩み、B型はB型事業所なりの悩みがあります。ほとんどの事業所が作業を増やさない、変更しない場合が多いです。逆に今の作業が好きな利用者だけが残れば良いという考えの人もいるのではないでしょうか。

うちは違う!どうにか事業所を建て直したい!といった人向けのブログなので、前向きに考えてる前提で話を進めます。

事業所の立ち位置を知る事から

私たち支援チームは色々な事を考えます。

・スタッフの技術力
・作業内容
・事業所の場所
・利用者の人数
・A型なのかB型なのか
・近くの事業所がどういった事を行っているのか
・送迎ルート
・販売ルートなど、

その他にも山ほど聞きます。

全てを聞かないと提案出来ない場合があります。どこが改善できるのか、どこに力を入れるべきなのか、ここを間違えると最終的に何も解決できなかったことにあります。

支援員のレベルを上げる事は可能なのか?全員か個人か。
作業を増やす事、変更する事は可能なのか?全く別の作業を受け入れる勇気はあるのか。
利用者満足度が高い作業とは何か?今まで利用者からの声を聞いてるのか。
利用者離脱が早い作業は何か?なぜ不人気だったのか。
個人で作業するのかグループ作業なのか?個室はあるのか、用意できるのか

これもまた山ほど自問自答する項目があります。

こういった事を自問自答していると、何を優先するかがわかってきます。また「何が」できなくて、「誰が」やらないのか、もわかります。

行動ばかりが良いとは限りません。行動しないのは問題ですが、あえて時間が解決する事もあるため、そっと見守る事もあります。遠回りが近道のこともあります。

効率や売上だけを求めないで、利用者目線で作業を考える時期です。

A型はA型なりの、B型はB型なりのちょうどいい作業もあります。

運営陣が大きな夢を抱き就労継続支援業界に進出し、利用者に負荷をかける作業を提供している事業所もあります。その作業はA型の方がよくないですか?というB型事業所もあります。

就労継続支援事業に安定はありませんが、安定してくる時期はあります。誰のための支援なのかを今一度考えてみましょう。

大丈夫です。就労継続支援事業所はちょっとしたことで急に良くなったりしますよ!

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